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生物遺伝情報研究室

犬飼 義明

研究室紹介

研究室紹介

生物遺伝情報研究室では、まずは遺伝情報と有用形質との関わりをしっかりと理解し、その知見を利用して耐性作物品種を育成することを目指しています。
例えば上図に示すように、乾燥ストレス下では植物は水不足を回避するために根域を拡大して積極的に水の確保を試みます(図A)。

そこでこの遺伝的な仕組みを理解して、根域を拡大する能力をさらに高めることで乾燥ストレスに強いイネ品種を育成することを目指しています。

最近、徐々にこの仕組みが分かってきており、水がたくさんある場合は余分な根をつくらないようにQHB/OsWOX5遺伝子が根域の拡大を防いでいますが(図B)、土壌が乾燥するとOsWOX10遺伝子の発現が誘導され、根域の拡大がどんどんと促されます(図C)。その際、形成過程の側根原基では植物ホルモンのオーキシンが蓄積することで、このOsWOX10遺伝子の発現誘導が生じます(図D)。

一方、どのような仕組みでオーキシンの蓄積が起こるのか、その後にどうOsWOX10遺伝子が誘導されるのか、またその下流ではどのような遺伝子が作用するのかなど、まだまだ分からないことばかりです(図E)。

耐性品種の育成を目指し、一緒に研究を進めてくれる院生さんを絶賛募集中です!

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